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クッキー大盛り事件

ヨーロッパの見知らぬ街を一人旅している私は

極度方向音痴

おまけに英語苦手


ただ、英語を話す人の表現方法を聞いていて


「ああ、こんな時はこう言えばいいんだ!!」


と学習する機会もありました。


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               (スペイン  ガウディの不思議なアート)

 

それは、包装を別々にすることを

「セッパレイト(separate)」

という単語を使うのだということ。


「今度、この表現、使おう」


と心密かに思っていたある日、


とうとう、「セッパレイト」を使う機会が訪れました。


FOD1004.jpgお菓子屋さんに入ったとき、

とっても美味しそうなクッキーが数種類、

量り売りで売っていました。


方向音痴でよく道に迷う私は、

お昼を食べ損なうことがありました。


常備食としてクッキーを持っていたら

お腹が減ったとき助かるなと思い立ちました。


それで、好みのクッキーを3種類選び、

それぞれ少しずつ買うことにしました。


FMY2024.jpg何を単位にした量り売りかは忘れましたが、


とにかく、私は3種類のクッキーの入れ物を指さし、

人差し指を1本たてて、


「これだけずつ、セッパレイトでお願い!」


と、単語とジェスチャーで注文しました。


「ウフっ、セッパレイトを使っちゃったわ」

「通じたかしら」


と半ばワクワクドキドキで

クッキーが包まれるのを待っていました。


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                 (スペイン これもガウディの作品です)


通じていました「セッパレイト」!

ちゃんと、種類ごとに袋を別にして包んでくれましたぁ。


やったぁ~!!


やればできるじゃん!!


という喜びもつかの間


クッキーを入れた紙袋がやけにデカイ!

そのデカイ袋が

ドンっ! ドンっ! ドンっ!

と、3つ並びました。


私が予定していた(期待していた)

クッキーの量の3倍はあります。


「これ、間違いです。

多すぎます!!!」


と説明したいけれども、

何て表現していいかわからず、


18ILAY25.jpg仕方ないので、


予定よりも3倍高くかかったクッキー代金を支払い、

予定よりも3倍も多い量のクッキーを持って、


宿泊予定の安宿に向かいました。


「このクッキー食べるのに、何日かかるだろう?」

「どうして、こんなことになったのだろう?」


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            (スペイン  上にあるのは日傘を持った女性?!)

 

後で知ったことですが、

日本では1、2、3の数字を手で表現するとき、

1は人差し指を立てますよね。

しかし、ヨーロッパでは、親指を立てて表現するそうです。

2は親指と人差し指です。


私は人差し指を1本立てて「1」を表現したつもりだったのですが、

店主はなぜか「3」と受け取ったようでした。


大量のクッキー。


お昼ごはんや朝ご飯にも食べていたら、

いつの間にかなくなってしまいました。


まあ、「セッパレイト」が通じただけ

よし!とするかあ。

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