ヨーロッパの見知らぬ街を一人旅している私は
極度の方向音痴。
おまけに英語も苦手。
ただ、英語を話す人の表現方法を聞いていて
「ああ、こんな時はこう言えばいいんだ!!」
と学習する機会もありました。
(スペイン ガウディの不思議なアート)
それは、包装を別々にすることを
「セッパレイト(separate)」
という単語を使うのだということ。
「今度、この表現、使おう」
と心密かに思っていたある日、
とうとう、「セッパレイト」を使う機会が訪れました。
とっても美味しそうなクッキーが数種類、
量り売りで売っていました。
方向音痴でよく道に迷う私は、
お昼を食べ損なうことがありました。
常備食としてクッキーを持っていたら
お腹が減ったとき助かるなと思い立ちました。
それで、好みのクッキーを3種類選び、
それぞれ少しずつ買うことにしました。
とにかく、私は3種類のクッキーの入れ物を指さし、
人差し指を1本たてて、
「これだけずつ、セッパレイトでお願い!」
と、単語とジェスチャーで注文しました。
「ウフっ、セッパレイトを使っちゃったわ」
「通じたかしら」
と半ばワクワクドキドキで
クッキーが包まれるのを待っていました。
(スペイン これもガウディの作品です)
通じていました「セッパレイト」!
ちゃんと、種類ごとに袋を別にして包んでくれましたぁ。
やったぁ~!!
やればできるじゃん!!
という喜びもつかの間
クッキーを入れた紙袋がやけにデカイ!
そのデカイ袋が
ドンっ! ドンっ! ドンっ!
と、3つ並びました。
私が予定していた(期待していた)
クッキーの量の3倍はあります。
「これ、間違いです。
多すぎます!!!」
と説明したいけれども、
何て表現していいかわからず、
予定よりも3倍高くかかったクッキー代金を支払い、
予定よりも3倍も多い量のクッキーを持って、
宿泊予定の安宿に向かいました。
「このクッキー食べるのに、何日かかるだろう?」
「どうして、こんなことになったのだろう?」
(スペイン 上にあるのは日傘を持った女性?!)
後で知ったことですが、
日本では1、2、3の数字を手で表現するとき、
1は人差し指を立てますよね。
しかし、ヨーロッパでは、親指を立てて表現するそうです。
2は親指と人差し指です。
私は人差し指を1本立てて「1」を表現したつもりだったのですが、
店主はなぜか「3」と受け取ったようでした。
大量のクッキー。
お昼ごはんや朝ご飯にも食べていたら、
いつの間にかなくなってしまいました。
まあ、「セッパレイト」が通じただけ
よし!とするかあ。