スペインのマドリッドで、
美人スリとその仲間たちから
アイスクリームで上着を汚された私は
「ったく、もう~!!(`Д´#)」
とムカツキながら歩いていました。
表通りから、一歩入った裏通りに入っていた時です。
「ん??」
なにか小さなものをぶつけられた感じがしたのです。
さっと周りを見回すと、離れたところに男の人が
知らん顔して歩いているだけです。
「気のせいかな」
と思って、また歩き出しました。
すると、またコツっと当る感じがするのです。
と、その瞬間、私はモノが投げられた方向に
視線を走らせました。
すると、一瞬ですが、近くを歩いていた若い男が
こちらから視線を素早くはずしたのに気づきました
「またかよ!」
と、私は、周辺に神経をとがらせました。
視線だけ走らせて、周りの様子をうかがいます。
若い男が4人。
お互い距離はとっていますし、
他人のフリをしていますが、
わずかに目配せしているような気配。
こちらには無関心を装っていますが、
完全に意識はこちらに集中しているのが感じられます。
決していい感じではありません。
邪悪な殺気というヤツです。
ジワッといつの間にか、前、横、後ろと囲まれています。
「やばっ!!」
とりあえず、人通りの多いところに行かなければ!
私は、走り出して、表通りに出ました。
表通りまで、すぐでしたので
無事でした。
彼らもスリ集団ではなかったかと思います。
これって思い過ごしではないかって??
いえいえ、
あの、冷たい殺気という感覚は忘れられません。
ひとりではなく集団から発っせらる
悪意ある「気」は、
鈍感な私が感じられるほど、
強力なもののようです。
一人旅だと基本的に
自分の身は自分で守らなければなりません。
一人旅の最中は
危険に対するカンが
ものすごく敏感になっているんです。
表通りまでの「スグ」の距離だったので助かりました。
裏通りは危険です。